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期間限定薄桜鬼ブログ
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細切れアップですみません; まだ甘さの欠片もないです!
すっっごい短いです。妄想シリーズより短いってどうよ…orz
大鳥さん登場まで行かなかった(涙)今はこれが精一杯…(がくり)

そんな淡々とした一場面でもよろしければ右下のタイトルからどぞ(;;)

今日はこれからライヴに行ってきます。
また手ひどい筋肉痛になってきます!(え)
筋肉痛で熱出したのは初めてだと思う(苦笑)




曇り空に透けて見える弱しい太陽が中天にさしかかる頃になると、勝岩周辺の戦況はひとつの区切りを迎えた。新選組・伝習隊を中心とする旧幕府軍の砲撃・銃撃により、新政府軍はひとまず石筵(いしむろ)川の渡河を諦めたようだった。
斎藤は見張りを残して新選組約七十名を土塁の内側へと撤退させ、各自昼食を摂るように命じた。朝から沢を挟んで新政府軍と銃弾を交わしていた隊士たちは黙々と指示に従った。
昼食といっても安穏と休める状況ではないのだ。
それを誰もが承知していた。
「斎藤さん」
係の者が配って廻っていた握り飯を受け取った島田が、笹葉に包まれたそれを斎藤に差し出した。
土の上に腰を下ろし銃の手入れをしていた斎藤は、緩く首を振って食事を拒んだ。島田の表情が陰る。人の良さそうな両の目の上で、太い眉が頼りなさげに下がった。
羅刹になってから斎藤の食は目に見えて減った。必要を感じないという斎藤の言葉に嘘は無いと知りつつ、いやそれが分かるからこそ未知なる身体の変革に不安は募る。
島田は握り飯を脇へ置くと椀になみなみと水を注ぎ、ずいと斎藤の前に出した。
銃口と自分の顔の間に割って入った椀を静かに眺めた斎藤は、顔を上げて島田を見た。
巨体を丸くかがめて椀を差し出す島田の目は必死だ。せめて水だけでも摂ってもらわねばと素直な目が語っている。
「……」
斎藤は口の端に微かに笑みを浮かべ、銃を膝の上に置いた。両手で椀を受け取ると喉を鳴らしながら水を臓腑の内へと流し込んだ。
飲み干した椀の向こうで島田は安堵と喜びに顔を輝かせた。
斎藤は小さく笑って、それに応えた。


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だいすきです。

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