期間限定薄桜鬼ブログ
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たいへんにたいへんにご無沙汰しております。
学生時代からの友人たちと、今頃新年会の日程を調整しているhaluです。もう7月ってお願い誰か嘘だと言ってください。
しかも全員の予定がなかなか合わなくて新年会は8月になりそうです。
8月…私、空いてる土日が2日しかないよ多分…。
もしかして9月になったりするのだろうか。嗚呼…。
まだ本格的にサイトに戻っては来られなさそうなのですが、ちょこっとだけ「水月」の続きが書けたのでupしに参りました。午前中の仕事と夕方の仕事の合間に清書…ダメな大人の見本市です。
「水月」は上手くいけばあと3回で終了します。台詞はラストまで書き上がってるんですが、あとはどれだけ書き込みたくなるか、なんですよね…(遠い目)
今回は久々なのでリハビリを兼ねてあっさり短いです;
管理人の大鳥さんへの愛と、斎藤さんは自分の感情に鈍いのが萌えだと思っている管理人の趣味丸出しの回ですが、それでも宜しければ右下のタイトルからどぞ///;;;m(;_ _)m
学生時代からの友人たちと、今頃新年会の日程を調整しているhaluです。もう7月ってお願い誰か嘘だと言ってください。
しかも全員の予定がなかなか合わなくて新年会は8月になりそうです。
8月…私、空いてる土日が2日しかないよ多分…。
もしかして9月になったりするのだろうか。嗚呼…。
まだ本格的にサイトに戻っては来られなさそうなのですが、ちょこっとだけ「水月」の続きが書けたのでupしに参りました。午前中の仕事と夕方の仕事の合間に清書…ダメな大人の見本市です。
「水月」は上手くいけばあと3回で終了します。台詞はラストまで書き上がってるんですが、あとはどれだけ書き込みたくなるか、なんですよね…(遠い目)
今回は久々なのでリハビリを兼ねてあっさり短いです;
管理人の大鳥さんへの愛と、斎藤さんは自分の感情に鈍いのが萌えだと思っている管理人の趣味丸出しの回ですが、それでも宜しければ右下のタイトルからどぞ///;;;m(;_ _)m
君も、生き延びてくれなければいけない。
まっすぐな気持ちを言の葉にし終えた大鳥が、斎藤の顔を覗き込んだまま目元を和らげた。もともと柔和な大鳥の顔はここが戦場であることを忘れさせるかのように穏やかになる。
圧倒的な敵勢力を前にしている敗残の将には全くもって似つかわしくない。
斎藤は苦笑を浮かべかけて──動きを止めた。
……絶対に死ぬんじゃねえぞ。
「──?」
明らかな逡巡が斎藤の目を過(よ)ぎり、引き結ばれていた唇が僅かに開かれた。
「……斎藤君? どうした?」
「いえ……」
問う大鳥の顔から、斎藤の視線が横に逸らされた。見たことのない光景に大鳥の眉間が寄る。
首を傾げて更に斎藤の顔を覗き込んだ大鳥は、うーん、と子供のように口を尖らせてから大きく息をついて立ち上がった。背後に控えていた二人の兵に声をかける。
「本多君。第二大隊に伝令頼むよ。銃撃の上手い者を二十人ほどこちらへ──新選組の指揮下に回して、あとは本陣まで撤退するように。大川君は八幡前に詰めている猪苗代城代の高橋殿に、東側から新選組の援護が入るので、まっすぐ北上して本陣へ撤退してくださいと頼んでくれ。それから、第一大隊には南への反撃に集中しながら猪苗代隊を守るように伝えてくれるかな」
中軍山から大鳥と共に駆けてきた、伝習隊員と思われる二人は短く了承の意を示し、それぞれ向かうべき方向に散った。
彼らの背を見送りながら、大鳥は斎藤の肩を叩いた。手振りで、少し離れた所に佇んでいる大鳥の騎馬の方へ行こうと斎藤を促す。考えごとに耽っていたような様子の斎藤は、反射的な行動だったのか素直に大鳥に従って腰を上げた。
静かに主を待っていた馬の首を軽く叩いて宥めてやりながら、大鳥が振り返った。
「斎藤君が何か言おうとして口ごもるなんて珍しいよね。何かあった?」
「いえ……」
また斎藤の視線が逸らされる。ますますもって珍しい。
大鳥は大げさに目を眇め眉間に皺を寄せ、ずいと斎藤に顔を近づけた。
斎藤は一瞬困ったような表情を見せたが、ひとつ息を零すと首を左右に振った。
「いえ、思い出していただけです」
「何を?」
「何を、と言われても……」
今度こそ困ったように斎藤の眉が寄る。
それをじっと見つめていた大鳥は、不自然に力を入れていた表情を緩め、背筋を伸ばした。優しげに斎藤を見、そしてそっと瞼を閉じる。
「大切な想い出なんだね」
こんな、命を賭ける場所で思い出すなんて。
大切そうに付け足された言葉に、斎藤はもう一度かぶりを振った。
「……分かりません。ただ、……綺麗だと思ったことがあった、と」
「──何を?」
一拍置いて。
大鳥は目を開いて再び問うた。
静かに二人の目が合い、今度は、斎藤は口を開いた。
「戦場で…己の責を果たし、生きてまた会おうと交わされた誓いを」
「誰と交わしたのかな?」
「俺ではありません。副…まだ副長だった土方さんと、雪村が交わしていた誓いです」
つづく
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